フィナンシャルプランナーで経理マンの徒然日記

経理マン歴15年のフィナンシャルプランナーです。節約術や投資など資産形成に役立つ情報を発信していきます!資格マニア(10個以上)、趣味はレトロゲーム収集、読書、映画、散歩。中小企業診断士取得に向けて勉強中です

トゥルーマンカポーティ「ティファニーで朝食を」

新潮文庫から出ている、

トゥルーマンカポーティー「ティファニーで朝食を」読み終えた。

村上春樹訳なのも注目だ。

 

トゥルーマンカポーティーは、連続殺人事件を取り扱ったノンフィクション「冷血」が抜群に面白かったので、期待していた。

期待通り、この小説も面白かった。やはりクラシックはいつの時代でも心を打つものがある。

 

タイトルにあるティファニーは、アメリカの貴金属商「ティファニー」である。

ティファニーで朝食?と思ったが、実際にティファニーで朝食はできず、あくまでティファニーのような静かで落ち着ける場所で朝食を食べれるようになりたい、とう、登場人物の願いの比喩である。

(が、数年前に、実際にティファニーで食事ができる店舗ができたらしい!)

 

 

映画の冒頭では、実際にオードリーがティファニーの開店前のウィンドウで、

コーヒーとクロワッサンを立ち食いするシーンがあるが、小説版ではない。

 

映画では悲しい境遇と現実の中、自分が心を落ち着ける場所を求めながらも、

現実に翻弄される主人公を描いている。

 

映画ではラブロマンス風に描かれているが、小説では、あまり恋愛は強調されていない。

小説だが、トゥルーマンの私的な経験も交えており、ニューヨークの安いアパートの風景やぬくもりが伝わってくるようなリアリティがある。

 

たまに読む小説は、心を慰めてくれる。

また良質の小説を探そう

 

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