インボイス制度が10月からスタートした。
スーパーやら、よく行く本屋や串カツ屋にも、領収書にインボイス番号が書かれているのを見ると、多くの企業が苦労したであろうことが感じられる。
それまでに、客先から「手数料負担の件」「登録番号通知のお知らせ」が、メールやら、FAXで山のように来ていたから、やっとひと段落した感がある。
大手チェーンの飲食店はもとより、個人店や個人タクシーに至るまで、会社の経費として処理される客が多い場合、今後も免税事業者として続けていこうとすると、取引を打ち切られる可能性の高いのでインボイス登録しておくべきだろう。
実際に実務に携わったものとして感じるのは、
経理マンとして、インボイス制度を理解することは、今後も役に立つということ。
1月から始まる電子帳簿保存法の一部施行でもいえることだが、
どんな会社でも経理の知識は必要であり、その知識に精通している人材はどこも必要である。インボイス制度対応までの過程で得た苦労や知識、経験は今後も必ず良い方向に働くだろう。
AIの進歩やOCRでも読み取りなどで、経理の業務は楽になりつつあるが、
税務の知識、会計知識はまだまだAIでの代替になるまでは時間がかかる。
経験と知識を積んでいくことが肝要だと感じた。