「倒産通知ってどのように通知が来るの?」と知りたい人は案外多いんじゃないでしょうか?
あまり知らないかと思いますので、私が実際に経験した話をしましょう。
その前に、倒産の簡単な説明を。通知は大きく2つあります
②再建型倒産・・・民事再生・会社更生
①は、残った資産を現金に換価して配分したあと会社を無くします
②は、事業を継続しながら、再生を目指します
①②、どちらにせよ、倒産通知は経理マンからしたら見たくはないわけです。
が私は過去2回ぐらい通知を受け取りました。
1回目は、小規模な、あんこ製造会社。とある年末最終出勤日の12月29日。
16時ごろにしれっとFAXが届きました。
「民事再生手続き開始の通知」とある。「えっ?」ですよ。
こっちは、年末大掃除も終わり、そろそろ実家変えるかと思っているときに。
差出人は弁護士。私が思うに、通知が届くと、債権者から電話が来たりオフィスに直接行ったりするわけです。
そんなドタバタを避けるため、弁護士が助言して、FAXを受け取る人の少なそうな年末の夕方に流したのでしょう。
再生手続きが開始されると、倒産した会社の資産は管財人の支配下になり、勝手に倒産先に乗り込んで納品した自社の商品を持ち帰ったりできなくなります。
TELはなかなか繋がりませんでしたが、業務の女性にたまたま繋がりました。
がやはり「詳しい経緯はわからない」とのこと。無理もないことです。
従業員からすればたまったものではありません。突然倒産のことを聞かされたのかもしれませんが、女性は電話上でも気丈にふるまい、夜遅くまで電話対応されていて同情しました。
そして営業に連絡すると、可哀想ですが、翌日30日は急きょ車で倒産先に行ってました・
2件目はとある山陰にある会社。冬の寒い2月。1件目と同様にFAXで「破産通知」が来ました。これも営業が翌日に山陰に車で行って社長に事情を聴きに行きました。
営業が顔馴染みの社長に会って話すが「やっぱりもちこたえへんかった」と。
信用保証協会に債務を立て替えてもらうも、負担は大きく、事業継続を断念したとのこと。
不幸でしたが、幸いにも、別の取引先が従業員を受けれてくれ、従業員は失業せずにしんだこと。
倒産通知後は、破産財団から、「あなたの会社の債権債務を教えて」と郵便が来ますので、返信すると数か月後に債権者集会を開いて、破産の経緯、そして倒産企業の資産負債が公示されます。
数回の集会を得て、最終的に簡易配当で破産は終結。
数十万程度の損失でしたので被害はそこまでではなかったですね・
与信管理にお金をかけている分、そこまで大きな倒産はありませんが、
いつになっても、あのFAXだけはなれません;
ではまた!
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