経理部・・というか財務部の仕事になるのですが、
「与信管理」というのがあります。
私も長年与信管理を担当しており、、リーマンショックや、コロナを通して
企業の浮き沈みを何度も見てきました。
長年取引していた会社がつぶれそうな兆候を示すと、
取引額を減らしたり、取引条件を早期回収できるように変えたり、
はたまた、債権に保険をかけたりします。
お客さんと取引するに当たって、お客さんを信用して取引することを「与信」と言います。(信用を与える⇒与信)
与信取引しますが、もし倒産してしまうと、当然貸し倒れが発生してしまいます。
もらえるお金が入らないことで、資金繰りに支障をきたし、支払遅延や倒産に繋がってしまうので、大切な仕事と言えるでしょう。
具体的な仕事ですが、取引を始めるに当たって、民間調査会社からレポートを購入して、最終的にその会社と「いくらまで取引してもOKか?」を決定します。
情報をお金で買って、倒産を防いでるわけです。守りの仕事ですね。
大手の調査会社は、
②東京商工リサーチ が有名です。
①帝国データバンクは、1900年創業の老舗であり、私が見る限りでは、国内企業に対してしっかりと情報量のあるレポートを作成しているイメージです。
②東京商工リサーチは、1994年に世界最大手の信用調査会社ダンアンドブラッドストリート(D&B)と提携していて、海外企業に強みがあります。海外企業の情報を取得する際は、だいたい東京商工リサーチを使ってましたね。
レポート以外にもや取引先からの小話から出る何気ないうわさも立派な与信情報です。
うわさゆえ、決して断定はできませんが、
「火のない所に煙は立たぬ」という格言もあるように、何かしらウワサの裏には、元となる原因があるわけです。
例えば・・・・
・ノンバンクへの融資を打診 ⇒メインバンクからの融資が断られた?
・社長と直接電話がつながりにくい ⇒資金集めに奔走している?
・財務部長が退職 ⇒企業の将来が危ういのを知って、先抜けした?
・エース級の営業や重役の退職退任 ⇒人材流出や、求心力低下の恐れ
などなど。まだまだありますが、また別の機会に詳しく・
最後に、こういった与信情報は、何も企業の取引だけに利用するだけではなく、
実は就職活動にも使えるんじゃないかと思います。
お子さんが「この会社に就職したいけど大丈夫かな?」と質問されたときに、
その企業を調べることで、本当に安定した会社かを第三者から評価してもらえますから
。
ではまた!
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